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映画『クリスマス・クロニクル』
今日は師走とは思えないほど暖かい1日でしたが、もう12月なんですよね。
始まったばかりだと思っていた1年がもう終わりに差し掛かろうとしているとは…おそろしあー
ともあれ12月です。
私の場合は自分の誕生日が12月ということもあり、それが過ぎてようやくクリスマス気分がやってきますが…世間は11月も半ばになると一気にクリスマスムードですよね。夏に雑誌買うと既に秋のトレンドが特集されている、それと同じようなことなんでしょうか(適当)
さてそんな中、例に漏れずNetflixもいち早くクリスマス映画を推してきました。
今回はNetflixで配信中の映画『クリスマス・クロニクル』が面白かった話。
観たら絶対ほんわかできるやろ感が滲み出ている本作ですが、あらすじはこんな感じ。
※一応ネタバレは致しません。
『クリスマス・クロニクル』2018年 アメリカ
クリスマスイブが近づく頃、10歳の少女ケイトはホームビデオを見返していた。毎年家族で楽しく過ごしていたクリスマスの映像。しかし今年のイブはケイトと母親、そして兄であるテディの3人で過ごす予定だ。一家は消防士だった父を亡くしてしまったからだ。
そしてクリスマスイブ当日、ケイトは母親とクリスマスの準備に勤しんでいた。だがその途中で看護師である母に急遽連絡が入り、出勤を頼まれ外出することに。ケイトは最近折り合いが悪く、喧嘩してばかりの兄テディと2人きりでイブの夜を過ごすことになった。その夜ケイトがいつものようにホームビデオを見返していると、映像の中にプレゼントを部屋に投げ入れる何者かが映り込んでいることに気づく。きっとサンタクロースだ!と興奮するケイト、「母親にテディの悪事をバラさない。」という交換条件で、兄にサンタクロースをカメラに捉える協力をして貰うのだが…。
えっ、もうそれ絶対サンタじゃん。
結論から言うととても面白かったです。
出来ればこの作品、子供の頃出会いたかった!そうしたら思い出の一本になっていただろうな~
本作を手がけたのは『ホーム・アローン』や『ハリー・ポッターと賢者の石』で知られるクリス・コロンバス。ね、もうこの時点で絶対ハチャメチャアクション+ファンタジー楽しいやつじゃん。ってなりますよね。期待を裏切らない内容で大冒険あり、ファンタジーあり、スチームパンク的なときめき、そして感動あり、更にはファンキーなジジイありという素敵作品でした。
もうちょっと内容を書いてしまうと、ケイト達はサンタクロースを撮影することに成功するのですが、それだけでは飽き足らず彼のソリに忍び込んでしまうんですよね。結果サンタクロースのソリは大破、トナカイは逃走、プレゼントは落下という最悪の事態を引き起こしてしまいます。さすがに罪悪感を感じた兄妹はお手伝いを申し出ることに…。
これだけだと結構ありがちなクリスマス映画になりそうですが、本作でサンタを演じるのはカート・ラッセル。これが渋くてファンキーで、絵本の中の太っちょで優しいおじいちゃんとはちょっとイメージが違います。窃盗カーでカーチェイスしちゃうけど夢は壊さない、絶妙なバランスで描かれていて面白いです。
またサンタクロースの装備にもハリポタ的なファンタジー要素が多々取り入れられていて、ソリは様々な計器やボタンが沢山ついていてハイテク(世界を瞬時に移動できるソリ!)。”クリスマス・スピリット”が表示される時計型装置(クリスマス・スピリットが下がると人々の心が荒れて結構大変なことになっちゃうらしい。)。プレゼント袋の場所がわかる不思議な石や、クリスマスの魔法が使える不思議な帽子も出てきます。ちょっと魔法使い寄りに描かれているんですね。それでいてきちんとサンタクロースの伝承に則っていて、8匹のトナカイや、悪い子に配る石炭も登場します。私は本家の伝承にあまり詳しくないんですけど、詳しい方はより楽しめるのではないでしょうか。
素直で好奇心旺盛な妹のケイトと、父を亡くして非行に走り気味だけど本当は優しい兄テディが、徐々に和解していく様子も心温まってとても良いです。クリスマスに家族で観るならこれに決まりですよ!私は普通に一人でみましたけど!笑
普段はファンタジーってほぼ見ないのですが、たまに観ると良いですね。
90年代の邦画みたいな独特の良さあるわ…