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Digital Single『Lovers in Abyss』

Release hallucinationによるDigital Single『Lovers in Abyss』
9分尺のプログレッシブ・ゴシックメタル
(20117.12.27 release/Illustration:hayu)

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※Digital Distribution&Music Streaming Only

 

―ひとつずつ君の欠片を数えるけど 何ひとつと求めるものに足りない…―

01.Lovers in Abyss [9:14]  All Music:Kaoru Hirato Lyrics:emi

◆現状Release hallucinationの楽曲の中では1番の長尺曲。
元々非ナンバリング作品を予定していて、この1曲で満足してもらえるドラマティック作品を、という構想で作られました。ご質問を多くいただいていますが、アルバムからのシングルカット曲ではない為、次回アルバムへの収録予定はありません。また何か別の機会で物理メディアに収録できたらとは考えております。
ジャケットイラストはhayu先生。本作に関しては珍しく、イラストをお願いする段階で歌詞を書き終えていたので、おおまかな主人公像や雰囲気を伝えて描いていただきました。ラフ段階、着色段階で(今掘り起こされたっぽい)腐敗した手や、(今掘り起こしたっぽい)指先の土の描き足しをお願いしています。作品の雰囲気を汲んで、服装は喪服のようなテイストに仕上げてくださいました。ジャケットのアビスちゃん(仮)は女の子ですが、本作の主人公は男性。他の作品もそうなのですが、ジャケットには主人公ではなく、作品全体の世界観を表現する存在を描いていただいています。

 

◆仮タイトルは『ABYSS(深淵)』
この作品の主人公は愛を知らず、愛に飢えていて、ずっと孤独でした。今でもそれを恐れています。人生の中で最も彼の心を揺らした人物はこの世を去ってしまいました。彼は過去の思い出を、愛の片鱗を手繰り寄せるように、月夜、恋人の墓を掘り返しては、冒涜的な再会に浸るのです。僅かな理性で埋め戻しても、他に救いを見つけられない彼は、それを繰り返し過去に縋ることしかできないのです。深淵は彼が掘り返す墓穴の比喩でもあり、彼が抜け出せずにいる思考の果てでもあります。

 

冒頭の「死んだ世界」。深とした夜のイメージでもありますが、主人公からすれば、大切な存在がいなくなった今、まさに世界は死んでいたのでしょう。「君の欠片」が何かはご想像にお任せしますが…まぁ思い出のことかもしれないし、物理的な何かかもしれないし。「埋めた手枷」も、物理的なものかもしれないし、彼自身の行動を手枷といっているのかもしれないし。グロさ加減は聴いた方の想像で適宜調整していただけたらと思います。いずれにしても救いがないので少し悲しいお話ですが、楽曲から彼の狂おしいせつなさが伝わるといいなと思っています。

 

作詞期間中に丁度『オペラ座の怪人』を観ました。主人公は例えるならファントムのような屈折した人物だと思います。もしかしたらこの作品の主人公達も、クリスティーヌとファントムのような関係だったのかもしれません。タイトルに「Lovers」ついてますけどこの歌詞、実はどこにも「両思いだった」とは書いていないっていう…。まさかの一方的に主人公が思い込んでいるだけという可能性もあるという。なんだやっぱりヤバイやつか!と思った貴方、『In Fragments』にもヤバイやつがでてくるよ!聴いてみてね!

 

◆歌唱については今回初めて、kaoru氏のディレクション有りでのレコーディングでした。普段はセルフディレクションだし、歌って、録って、選んで繋いで…と結構孤独なのですが。こう歌いたいを尊重して貰いつつ、時折コメントも貰ったり出来て大変楽しく録れました。サウンドが結構激しめなので、ついつい歌もつられてしまって思い通り歌うのに時間がかかりました。Dメロはほぼ1発録り。逆にサビはかなりの回数を録っていて、納得できるものが録れるまで時間がかかりました。
今回ハモが豪華です。殆どエフェクトによるものですが、私のハモ以外にVP550のボーカルデザイナーで作った音も微妙ミックスされています。VP550は『Melancholia』のサビにも使いましたが、久しぶりの登場です。最近やっていないので何処かでフェイクを入れたいと思いつつ、やっぱりスペースがなかったので間奏のピアノとユニゾンさせてもらいました。7:35の「月夜に別れ」だけ、譜割りが違います。当初は他のサビと一緒の予定でしたが、バックの雰囲気も相まっていい感じになりました。今回BandCampやBOOTH頒布分にはOFF Vocalついてます。ハモは入ってます。宜しければ皆様歌ってみてください。

 

◆kaoruコメント◆
実は作曲面で重大なミスが一箇所あるのだけど、それに気づいたのは発売後というね。まぁポリモードなんですとか・・・言い訳のしようはあるのだけど。emiも触れているサビに入っている輪唱のようなコーラスは当初の計画にはなくて、もともとは音数の少ないすこし落ち着いたサビを作ろうという思いでした。ただ仮歌(のハモリ)を貰った時にディレイで飛ばしたら案外良かったということから採用に。

普段曲を作るときは即興的にどんどんアイディアを出していって良さそうなものや、組み合わせられそうなメロディーを見つけて曲の骨格を出していくのだけど、今回は使われてないアイディアがあと30分分くらいあります。全然違う曲想にいきなり吹っ飛んでいくような曲にすることもできたけど削って削ってこの完成形という感じ。肥大化したプロジェクトファイルというのは大抵どっかおかしくなるもので、本番のギターRECではメトロノームが鳴らないという困った事態になりなんだかんだ大変でした。


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