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Release hallucination emiのあれとかこれとか

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2nd Single『Ariadne』

Release hallucinationによる2nd Single『Ariadne』
消されていく遠くの現実、正義とは何かを問うタイトルトラック「Ariadne」他
「月虹」「In Fragments」を含む全3曲を収録。
(2013.10.27 release/Illustration:hayu
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矛盾に満ちたこんな世界で また遠くの現実が消えていく

01.Ariadne[7:36] All Music:kaorin Lyrics:emi

◆Ariadneは頒布日の明け方まで製作をしていたとこともあり、様々な意味で思い出深い作品です。
間に合っているようで間に合っていないディスク交換は苦肉の策でしたが、結果的にどのような方法であったとしても、一番届けたいタイミングでリリース出来たので良かったなと思っています。本作からジャケットイラストがhayu先生に変わりました。ご助力もあり、私が描きたかった世界観を視覚的にも明確に伝えられるようになりました。

◆ニュースで知ったアシッド・アタックがきっかけで生まれた歌詞です。現在の日本とは、また違う文化を持つ国の話で、被害者の方々が声を挙げることすら許されない現実も一緒に報じられていましたが、なんだか悔しいような複雑な気持ちになりました。どのような理由があっても許される行為ではないですよね。因習や悪習、そういう不条理に負けないで欲しいという気持ちを書いています。その為、この作品は主人公がいて~こんな気持ちで~という展開はしていなくて、語り手的な第三者の視点でのみ書かれています。雑にまとめるなら応援歌なのかなぁ…。人間が内包する醜さ、美しさ、弱さと強さ、そういう矛盾する二面性もきちんと描きたかったので、自分なりにガツンと響く言葉を躊躇わず書いたつもりです。
Ariadneというタイトルはギリシャ神話の登場人物からとっていますが、直接的なモデルというよりはモチーフのようなものです。また語感がサビの一部分にぴったりだった、というのもこのタイトルにした理由の1つです。歌う時は女性的に、力強く丁寧に歌いました。そういうテーマが関係してか偶然か、Ariadneは女性リスナーさんに人気が高い気がします…(笑

◆kaoruコメント◆
いまだから言えるけどM3前日まで完成しなくて泣きたくなった曲。しかもパートアレンジが決まらないとかコードが、とかいう話ではなく中間のインストパートは前日までごっそりまるごと存在しなかったという状態。なぜそんなことになったかというと「また長尺の曲も書きたい」という気持ちだけあって具体的に何を作るかという指針がなかったからだと思う。
楽曲に様々な展開を用意するには音楽的な論理性、または対称性か、歌詞の世界感に沿った文学的な必然性が無くては無意味であると自分は考えているのだが、当時は最後までそのどちらも手探りのまま時間切れとなってしまった。結果的に楽器的な身体感覚に任せて書きなぐったようなセクションで時間を埋めて終わらせたという悔いの残る1曲。

 

 

02.月虹 [5:29] Music&Lyrics:emi Arrangement:kaorin

◆私作曲のバラードです。夢十夜のような少し切なくて怪しい雰囲気の楽曲を作りたいなと思いました。
自分が作曲をする場合は、常に「自分が歌って気持ちいいと思えるメロを書く」と決めているので、派手さはないのですが個人的には気に入っています。emiソロアルバム収録の「青い月」と近い系統の曲だと思います。

◆月虹(げっこう)とは月の光によって生じる虹のこと。幻想的で少し怪しい曲の雰囲気に合うなと思って決めました。この曲の歌詞は、命が尽きるまでの残り僅かな時間、母親が空に浮かぶ月虹に子の幸せを祈っているシーンを描いています。私は漠然と、この母子は人間と異なる存在なんじゃないかなと考えています。歌詞の中でストーリーはほぼ明示していないので、「言われてみればそんな感じもするかな」くらいの印象だと思いますが…まぁ雰囲気が大事。歌に関してはレコーディング段階で大変苦労しました。デモの時点と完成品でドラムのノリが変更になった関係で、デモで先に録っていたボーカル(しかも重めに後ノリで歌ってしまった)が使えなくなり、泣きながらもう一度やり直すみたいな…。後にも先にも、これほどガチ泣きした作品はありません…渋い思い出!

◆kaoruコメント◆
イントロのメロディーなんかも含め全体的にemiが作ってきたデモの色が濃い感じ。作曲過程もemiからのディレクションにそってやっていく傾向が強かったので良くも悪くも即興的で緩い感じがあるんじゃないかな。ちょっと昔のバンドっぽいノスタルジーがある気がする。

 

 

03.In Fragments [5:31] All Music:kaorin Lyrics:emi

◆少し怪しい雰囲気の3曲目。ABメロはソリッドだけど、サビで怪しい感じに美しい曲が歌いたいとリクエストして生まれた楽曲です。(実際に私の意見が取り入れられたかはわかりませんw)派手な展開はありませんが、ダークな曲が好き党民の皆様に、隠れた人気があるようです。3曲の中では一番最後に生まれた気がします。その割りに、完成したのは比較的早かったような…。

◆タイトルトラックと前向きさとは対照的に、少しサイコパス的な人が主人公です。これは考えるより感じろ系の歌詞だと思っています。純粋さ故の残酷さみたいなものがテーマなので、割りと平気で「あなたは土に還ったかな?」とか言っていますけど、一体なにしちゃったんでしょうね。ご想像にお任せします。レコーデイングも比較的すんなりいって、あまり苦戦はしなかったのですが、強いて言うならサビのブレスがかなりきつかったです。特にラスサビ「あなたはここには戻らない」から「ちぎれた羽を一片、あの日とめてしまったの。」ここまでってブレス箇所ないんですよね。一息。さ、酸欠になるうぅぅって思いながら歌った記憶があります。私たちの曲は結構テンポも速めで、音符が詰まっていることも多いので、レコーディング前は息をいっぱい吸えるように、結構必死にブレストレーニングをしてることが多いです。

◆kaoruコメント◆
良い曲だと思う。
アリアドネが進歩を目指して模索した曲だとしたらこっちはあんまり難しいことは考えてない曲。
とはいえ8→シャッフル→ハーフという展開は案外初めてだったか・・?全体に漂う焦燥感みたいなものはemiの歌声ならではのものなんじゃないかな。自分にとって簡単なこと=価値が低いという考えは良くないという教訓。


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